(有)ロビンアートスタジオ
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シティホールプラザ「アオーレ長岡」は、長岡駅前の旧厚生会館の跡地に整備する施設で、「アリーナ」、「ナカドマ(屋根付き広場)」、「市役所」が一体となった複合施設です。 あらゆる世代の多様で自発的な活動を実現する場として、市民活動の「ハレ」の場として、皆が憩い集う『市民交流の拠点』を目指しています。平成24年4月1日オープン予定です。 (長岡市HP) 手前のアーケードの天井高さは雪国で歩道が暗くなることを考えて、目いっぱい高くなっています。開放的ですが、冬の雪が歩道の中ほどまで積もり、風がある時には傘をさして歩道を歩きます。同じようにナカドマの大屋根もずいぶん高いので色々心配です。長岡駅2階から直接雨や雪に触れることなくアオーレ長岡の2階に通じています。大手通りのアーケード下の商店街はそれに対抗してアイデアを考えなくてはなりません。 小春日和でしたので、小国方面の長谷川邸の中土間も見てきました。 「アオーレ長岡」のナカドマはハレのみの空間なら、『長谷川邸』の享保の『中土間』は谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」 (いんえいらいさん)の時空でした。(内部写真は画像処理で明るくしてあります) 「アオーレ長岡」の『ナカドマ』も前後左右に開放的な入口があり、平面構造的には同じですが、公共施設なので生活の匂いは無くハレと事務的な空間です。 2m以上も雪が積もる『長谷川邸』では、中土間の前後・右の入り口は人間の背丈サイズで、内部はロウソク、ランプ、電燈と、かわってきましたが暗い空間です。その中で食事や風呂の火を焚き、祝祭の時には多くの人で御ちそうが作られていました。それでも、物陰や天井梁の上には座敷わらしや火の神やマックロクロスケが居ました。 人間は自然から身を守るために壁を作り屋根をつけました。その代わりに、昼間でも屋内に暗い部分が出来てしまいます。 人間は本来、自然界の夜を畏怖したように、暗闇は少し怖く、不気味なものとして感じます。そういうものに、シンボリックな言葉や目に見える形(お札など)を与え、自然に対する畏怖を忘れないように代々伝えてきました。 現に、7年前の長岡地震や3・11の大地震は現代人の想像をはるかに超えてしまいました。金襴豪華な日光東照宮の逆柱も似たような発想です。 ハレのみの「アオーレ長岡」には逆柱や暗闇はあるのだろうか。 (偉い人専用の入り口は無くなりましたが、闇はお偉い役人の中にあるのか・・・) 今こそ、目に見えない自然の『想定外』に畏怖しながら建てた日光東照宮陽明門の逆柱を見に行くべきだ!
by aarobin
| 2011-11-30 02:47
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